貴様のその手で武器を取れ

計14種類もの武器が使えるこのゲーム。どの武器を使えばいいのか目移りすることだろう。ここでは、エキスパートモード攻略のための武器選びについて考察していく。参考にして頂きたい。

 

<武器一覧>

※ “略”は、当攻略で便宜上使う略称。

<基本武器>

フォース 一点集中の連射弾。その高い連射力の秘密は発射間隔の短さのみならず、弾速の速さにも起因する。弾速が非常に速いため、1発1発の発射間隔が短いにも関わらず、同時発射数の限界が来る前に画面外に出るか敵に着弾する(ポーズで止めて見てみれば解るが、画面端から端へと撃っても画面内に弾が6発くらいまでしか同時に存在していない)。よって、画面内のどこから撃っても連射が一切途切れることがないのである。距離を無視できる着弾の速さ連射力の高さに支えられた攻撃力の高さがこの武器のウリ。
欠点は一直線の軌道と弾の小ささによる、
ショット幅の狭さ。基本の8方向以外は全て死角となる。これはジャンプなどで補うのだが、こうなると集中的な撃ちこみができなくなり、1発1発の攻撃力が低い分、他の武器(基本4種)と比べて攻撃力に劣ることとなる。安定して集中連射ができる状態にあってこそ威力を発揮できる武器である。
ライトニング
(略:レーザー)
貫通力のあるレーザー。敵キャラ・地形など、全てのものを貫通して飛ぶ
1発1発の攻撃力は高く、弾速もかなり速いが、同時発射限界の8発を一度に固めて吐き出すように発射されるため(ボタンを1回押すだけで一気に8発発射される)連射力が低い。あらゆるものを貫通するライトニングは、接近しての撃ちこみによって画面内の弾数を同時発射数内に抑えることができないため、これを克服する方法はない(画面端に向かって撃てば途切れず撃てるが、勿論意味がない)。
弾の軌道・小ささからくる
ショット幅の狭さはフォースと全く同じで、基本8方向以外は全て死角。フォース同様、ジャンプなどで補う必要がある。但し、フォースと違って1発1発にそこそこの威力があるため、さほど攻撃力ががた落ちすることはない。集中的な撃ちこみができない不安定な状況ではフォースよりも頼りになる。
ファイヤー 射程が短い代わりに、高い攻撃力をもつ火炎放射。見た通りの近距離戦用の武器である。攻撃力面では基本4種の中で最強。発射方向を変える際に基本8方向以外の中間部分を通過しつつ発射方向を変えるため、死角が存在しない。ショット自体の幅があり、また発射方向を変える際にしなるため攻撃幅が広く、射程内では文句無しの強さを発揮する。ただし、射程に限界があるゆえに詰まる場面がいくつか存在するため万能とは言えない。また、当然遠距離から攻撃してくる敵に対してはされたい放題なので、そのフォローもできる必要がある。
派生の合体武器がいずれも非常に強力である点が実は最大のウリ。
チェイサー 敵を追尾する誘導弾。画面内に当たり判定を持つ対象が存在する限り、貪欲にそれを追い回す。但し、弾速は遅い。同時発射の限界数は8発。貧弱な見た目に反して、1発1発の攻撃力は非常に高い。
弾速の遅さゆえにターゲットへの着弾が遅く、ショットが途切れる間が大きい傾向がある。しかし、
弾が途切れない距離まで対象に接近して撃ちこむと、非常に高い攻撃力を見せる。チェイサーは誘導兵器でありながら、近接戦、それもボス戦のように単独の敵を相手にしたときにその真価を発揮する武器である。
エキスパートでは、チェイサー系(※)の中では最も使える武器。

※……当攻略で言う“チェイサー系”とは、ロンリーソウルファイヤーを除いた4種のチェイサー関連の武器を指す。

 

<合体武器>

ジョンのマシンガンSS
(略:SS)
フォース

フォース
フォースの強化型。弾が大きくなり、適度に上下に拡散して飛ぶようになっている。ショット幅が広くなったためヒットさせやすく、ショット方向は基本8方向のみでありながら死角がほとんど存在しない。連射力に支えられた攻撃力の高さはフォース以上であり、欠点らしい欠点を持たない優等生。これで攻略できない場面というものは無いので、迷うならとりあえずこれを装備しておけば間違いはない。
レーザー100 フォース

ライトニング
32方向に撃てるレーザー。……といっても発射方向を固定できるのは基本8方向のみで、発射方向を変えるときに中間部分にレーザーをバラまくので32方向に撃てる、ということ。中間部分を撃ちたい場合は方向キーをチョンチョンと細かく入れて調整する。同時発射数は8発。レーザーと違って、1ボタンで全弾発射されたりはしない(フォースと同じ形式)。
一見貧弱そうな武器だが、
1発1発の攻撃力はレーザー並みで、貫通性が有り、中間部分にも弾をバラまけるため死角が存在せず、ショット自体の幅の狭さも帳消しになっている。強烈な強さというものは無いが致命的な弱点も無い。意外に安定感のある武器だったりする。望みの武器アイテムが出なかった際の繋ぎなどに。
バクレツファイヤー
(略:バクレツ)
フォース

ファイヤー
敵キャラや地形などにぶつかった場合や、発射後ショットボタンを放す・ジャンプアタック・スライディング・ダメージなどショットを止めた状態になった瞬間に爆発し、攻撃判定を持った爆風が一定時間発生する。爆風は同時に2つまでしか発生させられない。爆風が発生していない間は普通に連射できるが、爆風が2つ発生している間は次弾が撃てない。
連射性の無い単発の武器だが、
爆風が多段ヒットするため攻撃力は非常に高く、連続で爆風を当てることでファイヤーなどにも負けないほど強力な撃ちこみ効率を発揮する。単発ゆえに自キャラ周りの隙が大きくなりそうな気がするかもしれないが、爆風を途切れないように次々発生させて自キャラを爆風の中に置くようにすることで敵キャラをシャットアウトできる。また、単発で威力を発揮できる武器であるため、ヒットアンドアウェイな戦い方も可能であり、実際には自キャラ周りに不安はない。ちなみに発射方向は基本8方向のみだが、広範囲の爆風を任意の地点で発生させることができるため、事実上死角は存在しない。
玄人向けに見えてその実非常に安定感のある武器である。またあまり知られてないようだが、実は
レッドとの相性が凄まじく良く、組み合わせると恐ろしいほどの強さを見せる。
バカホーミング
(略:バカホー)
フォース

チェイサー
当たり判定をサーチするとターゲット目掛けて飛ぶフォース。但し、サーチできるのは発射方向側で、且つ自キャラ1人分ほど離れていなければならない。誘導兵器でありながら誘導性能が悪いという困った武器。しかもターゲットを1つずつ狙う上、攻撃力がバカバカしくなるほど低いので、大量の敵に囲まれると捌き切れない。説明書には「対ボス戦には効果的」と書いてあるが、実際にはあまりに攻撃力が低すぎてボス戦ではもっと使えない。ノーマルならまだしも、エキスパートモードでは全くの役立たずであり、最も使えない武器。
暴れん坊レーザー
(略:暴レーザー)
ライトニング

ライトニング
フォースの性質を取り入れたレーザーといったところ。画面端から端へと撃ってもほぼ途切れない。その実態は、レーザーのように1ボタンで全弾固めて発射させず、1発1発をフォースのように短い間隔で連射するようにしたもの。要するにきっちり連なっていたレーザーを1発ずつ分解して間隔を広げているだけであって、ある意味ハッタリ。元がいいので攻撃力は充分だが、「この武器ならでは」という特徴が何もなく、敢えてこの武器を選ぶ気にはちょっとなれない。発射方向もレーザーと同じ基本8方向のみで、レーザーの欠点が改善されておらず、フォローにならない。レーザーとほとんど性能が変わらないため、武器切り替えをしても補い合うことができず、同じ武器を3つ持っているようなものである。名前負けしている武器。
ハラキリレーザー
(略:ハラキリ)
ライトニング

ファイヤー
近距離戦用のレーザーソード。射程はファイヤーと同等程度。攻撃力は凄まじく高く、ファイヤーをも上回る。レーザーなので貫通性有り。ファイヤーと同じように、発射方向を変える際中間部分を通過するため、事実上死角は存在しない。
最大の特徴は
敵の撃つ弾を破壊できること。これはハラキリとロンリーソウルファイヤーにしかない大きな強みである。全ての弾が破壊できるわけではないが、敵弾のほとんどは針状弾や丸弾であり、これらは全て破壊可能。攻撃面と同等以上に防御面での強さが光る武器である。
弱点はその
射程の短さ。全く近寄れないような相手には苦労させられる。但しこのような場合はレーザーに切り替えることで対処が可能。また、ファイヤー同様遠距離から攻撃してくる敵がネックだが、弾消しが出きる分対処は楽。それよりも、ショット自体の幅が狭い上、ファイヤーと違って発射方向を変える際のしなりが無いため攻撃幅が狭く、意外にも近接で乱戦になるとてこずったりしやすい。近距離での戦いにかなり慣れる必要がある。
シャチョーレーザー
(略:シャチョー)
ライトニング

チェイサー
高いサーチ性能を持ったホーミングレーザー。レーザー譲りの弾速に因る着弾の速さと、地形に左右されない貫通性が特徴。ノーマルモードではレッドに持たせることでとても頼りになるが、エキスパートモードでは非常に辛い武器になってしまう。シャチョーレーザーは1つずつターゲットに着弾していく形式なのだが、攻撃力がとても低いため(バカホーよりはマシだが)、敵キャラの防御力が高くなっているエキスパートでは敵1体を倒すのに時間がかかってもたついてしまうのである。またチェイサー系に共通の問題点として、巨大キャラで弱点部以外にパーツを持っているものを相手にしたとき、そのパーツもサーチ対象になってしまうという問題がある。この場合、一度に1体ずつしかサーチできないシャチョーやバカホーは、狙いが外れるたびにいちいちサーチし直さなければならないので非常に撃ちこみ効率が悪い。そうした点からも攻撃力に不安がある点は否めない。
死ね死ねファイヤー
(略:死ね死ね)
ファイヤー

ファイヤー
ファイヤーの強化版。ファイヤーより射程が炎2個分長くなっている。それだけではなく、発射中にボタンを放すことで、放射されている炎を飛ばすことができる。振りまわしながら飛ばせば周囲に拡散させながら飛ばすことも可能。これにより、遠距離でもある程度は使えるようになっている。といっても、飛ばした場合の攻撃力は低く、「とりあえずこんなこともできる」程度のものでしかない。あくまで基本は近〜中距離戦用の武器である。また、意外かもしれないが、ファイヤーよりも若干攻撃力が低い(それでも充分な攻撃力だが)。接近して撃ちこむ場合はファイヤーに切り替えた方が効率がいいだろう。
遠距離は苦手だが、それ以外は扱いやすい武器。これをブンブン振り回してザコを蹴散らすのは実に爽快。
ロンリーソウルファイヤー
(略:ロンリー)
ファイヤー

チェイサー
全武器中、最も特殊な武器。ボタンを押すとファイヤーと同じ形状の火の玉を発射し、ボタンを押している間はこの火の玉の軌道を方向キーで自在に操ることができる。火の玉は地形に押しつけない限り停止することはなく、方向キーでコントロールしていない場合は大きな円を描くようにうろつき続ける(微妙に敵キャラなどをサーチしているようだが、ほとんど適当)。制御中は画面外にも相当遠くまで飛んでいけるようである。ボタンを放したり、ジャンプアタック・スライディング・ダメージなどショットを撃てない状態になった瞬間に、制御を失って画面外や壁に一直線に飛んで消える。今いる火の玉が消えるまで次弾は撃てない。
地形は貫通できないが、敵キャラや破壊可能なオブジェクトは貫通する。画面内のどこにでも飛ばせるため、当然
死角と言う概念が無い攻撃力は全武器でおそらく最強(ハラキリと同等かそれ以上)。ターゲットに重ねることで持続してダメージを与え続けられるので撃ちこみ効率が非常に良く、このことが実質的な攻撃力を更に高いものとしている。また、ハラキリと同じように敵弾を破壊できる特性も持っている。
火の玉の速度が速い上に常に動き続けるため、慣れるまで制御が難しいかもしれないが、そこさえ克服すれば間違い無く最強の武器。但し
レッドとの相性が最悪なので、ブルー専用。
マキビシ弾 チェイサー

チェイサー
一言で言えば、弾速の速くなったチェイサー。同時発射数はチェイサーと同じく8発だが、着弾が速くなったため乱戦でも弾切れすることがない。誘導性はより貪欲になっており、対象がいない場合は自キャラの周囲で待機して獲物を待ち続ける(壁などに当たったり画面外に出ると消える)。なお、チェイサーとマキビシ弾はシャチョーやバカホーとは違って、複数のターゲットがいる場合は分散して飛んでいく形式となっている。
攻撃力はチェイサーよりかなり低くなっており、チェイサーと逆でザコとの乱戦に強く、ボス戦に弱い。よってザコ戦はマキビシ、ボス戦はチェイサーと切り替えて使うと良い。
エキスパートでは攻撃力の低さに泣かされるチェイサー系だが、マキビシは回転効率が良いため、エキスパートのザコ戦でもそこそこ通用するので意外に使えたりする。どうしてもレッド+チェイサー系で行きたい場合はシャチョーよりもこちらで。

 

 

<使用キャラ比較>

2人の主人公、レッドとブルーの大きな違いは立ちショットの性質ジャンプアタックの2点。特に重要なのは立ちショットの性質で、どちらのキャラを選ぶかによって武器の選び方も変わってくる。両者の性能を比較してみよう。

レッド
  • ショットタイプ……FREE SHOT
  • ジャンプアタック……ダイビングアタック
<FREE SHOT>

立ちショットを撃ったまま左右移動したりしゃがんだりできる。ショットはちゃんと方向キーを入れた方向に撃つのだが、キーを斜め上に入れると歩いてしまうため、立ち位置を固定して斜め上に撃つことができない。また、方向キーを下や斜め下に入れるとしゃがんでしまうため、立ち状態で真下や斜め下にショットを撃つことができない。

<ダイビングアタック>

ブルーのジャンプキックと比べるとリーチが無いが、手先はもちろん、腹側全体にちゃんと攻撃判定がある。見た目がマヌケっぽいが見なれるとカッコよく見えたり見えなかったり。

<固定砲台になれない辛さ>

レッドは立ち位置を固定させてターゲットを狙い撃ちできないため、斜め上及び下方向への集中連射ができない(真上と真横は可能)。斜め上に撃ちこむ際は動いた分何度も元の位置に戻らなければならないし、下方に撃つ際はいちいちジャンプしなければならない。ブルーが普通にできることができないため、あらゆる場面で操作に手間がかかってしまう。

相性が良いのは、狙い撃ちの必要が無いチェイサー系の武器。自動追尾なので発射方向を気にする必要が無く、よってショットを撃ちながら動けることを活かして「攻撃は武器に任せておいて本体は回避に専念」ということができる。
ところが、エキスパートモードでは敵の防御力が高くなっているため、攻撃力が低いチェイサー系の武器ではザコすらも捌き切れずに非常に辛い。よってエキスパート攻略には攻撃力の高い武器が好まれるのだが、これらのほとんどは集中的な撃ちこみによって威力を発揮するタイプなので、レッドとは相性が悪い。これがエキスパート攻略でレッドが避けられてしまう理由である。

しかし、「レッド=チェイサー系」という認識は本当のところは正しくない。実はチェイサー系以上にレッドとのバツグンの相性を持った武器がある。それはバクレツファイヤーである。この「レッド+バクレツ」という組み合わせははっきり言って凄まじく強い。ザコ戦に限って言えば、ブルーを含めた全組み合わせの中でもダントツで最強。エキスパート攻略が一番楽なのは、実はブルーではなくバクレツ使用のレッドであるといっても言い過ぎではない。これについての詳細はレッド攻略にて。

 

ブルー
  • ショットタイプ……FIXED SHOT
  • ジャンプアタック……ジャンプキック
<FIXED SHOT>

立ちショット中は左右移動やしゃがみはできず(ジャンプはできる)、8方向にショットを撃てる固定砲台になる。

<ジャンプキック>

ジャンプの上昇中は上方向(上方蹴り)に、下降中は下方向(下方蹴り)に足を伸ばす。但し、出すときに方向キーを↑に入れていると上方蹴りに、↓に入れていると下方蹴りに、ジャンプの上昇・下降に関係なく必ずなる。攻撃判定は両足にある(折りたたんでる足にも)。

<弱点を持たない強さ>

レッドと違って立ちショット中は固定砲台となって8方向に集中連射ができるので、非常に扱いやすい。相性が悪い武器が存在せず、どの武器でも充分に使いこなせる万能さがブルーの強みである(強いていえばチェイサー系は使ってもイマイチ。自動追尾だとブルーの射撃能力が無意味になるから)。

SSやハラキリ、ロンリーといった威力の高い強力な武器を完璧に使いこなせるため、エキスパート攻略ではブルーが好まれる傾向があり、そして実際に強い。当攻略でも、基本の攻略はブルー使用を前提として話を進めていく。レッド使用の攻略については別コーナーで取り扱う。

 

<レッドとブルー その他の細かい違い>

  1. 撃ち始めの速度

ショットを撃つ際、ブルーはショットボタンを押した瞬間にショットを撃ち始めるが、レッドは腰から銃を抜き取るモーションが入るため、一瞬間を置いてから発射される(歩きショットなどこのモーションが入らない場合でもこの間だけは存在する)。このため、レッドはショットボタンを素早く連打するとショットが出ない(ブルーは出る)。このゲームのショットはオート連射が標準仕様であるため、通常ボタンの連打に意味は無いのだが、バクレツファイヤーのようにボタンを頻繁に押し放しして使う武器の場合は注意が必要である(レッドはバクレツがエキスパート用の標準装備であることだし)。あまり細かく連打しないこと。

  1. ショットの高さ

実はレッドとブルーではショットの発射位置の高さが微妙に違う。レッドの方がブルーよりほんの少し高い位置でショットを撃っているのである(背景を目安に測ってみればわかる)。通常この違いが影響することはないが、ピンクロブスター戦でバクレツファイヤーを使って立ちショットで水平に撃った場合、レッドでは当たるのにブルーでは当たらないという現象が起こる。この場合は当然レッドの方が有利ということになる。

 
レッドは当たるのに……   ブルーだと当たらない。この場面に限っては割と大きな差。

 

──で、どの武器を使えばいいのさ?

これ以降は、ブルー使用を前提として話を進める。

エキスパートモードで武器を選ぶ際、最も重要となるのは「攻撃力」である。既に何度か述べているように、エキスパートモードでは敵キャラの防御力が高く設定されており、非常に硬い。そのため、それに負けないだけの高い攻撃力が必要となってくるのである。

 

驚異的な連射力に支えられた高い攻撃力、相手との距離を事実上0にしてしまえる弾速の速さ、集中連射力を失わない程度に死角をカバーする適度なバラけ具合と、欠点が見当たらないところが魅力。SSを使っている限り、攻撃力の低さに泣くこともないし、射程の短さや死角に苦しむこともない。扱いにクセが無く簡単に使いこなせるので、エキスパート初心者には最適。

<SSの戦略>

ゲーム全編通してSSでは苦しいという場面が無いため、一度SSを装備したら最初から最後までSS装備で進めて問題無い。ただ、ラストのゴールデンシルバー戦だけはSSではダメージ効率が悪いので、ラスボス戦ではバクレツに換装すると良い(ラスボス前にファイヤーが準備されているので確実に換装できる)。

 

最強クラスのその攻撃力もさることながら、敵弾を破壊できるという特性を持っているため、他の武器では絶対不可能な戦法を取ることができるのが最大の魅力。他の装備では苦戦する場面がとんでもなく楽になったりと、いくつかの場面で驚異的な強さを見せる。反面、リーチの短さゆえに他の武器では大して苦労しないような場所で苦労したりすることもあって、両極端なところがある。リスクはあるが非常に大きな見返りも持った武器。

<ハラキリの戦略>

ハラキリが特にその驚異的な威力を発揮するのは、ピンキーローダー戦、クラブフォース戦(セブンフォース)、シューティングステージ(6面)、グリーン戦といったところ。何と言っても、他の武器では多かれ少なかれ苦労させられるシューティングステージがほぼノーダメージで抜けれてしまうのがハラキリ最大の利点。また、普通は手強いクラブフォースやグリーンをお手軽にノーダメージで倒せてしまうのも、苦手な人にとっては非常に魅力的だろう。
逆に苦労するのは、ザコ戦、ピンクロブスター戦。ザコ戦は他の武器を使用する場合以上に近接での戦闘に熟練しておく必要があるので、これが苦手な人には少々厳しい。ピンクロブスターは根本的に相性が悪すぎる。勝てないこともないが、それなりに練習が必要。この他にも、苦手と言うほどではないが手間取る相手がいくつか存在する(主に2面のセブンフォース)。

苦手な場面もあるが、一応ゲーム全編通してクリアできない場面は無い。リーチ的に厳しい場面も、レーザーに切り替えることで何とか対処できるからである。なので最初から最後までハラキリで進めても構わないのだが、苦しいと思われる場面では換装を考えるのもいいだろう。なお、ハラキリもゴールデンシルバー戦ではダメージ効率が悪いので、ラストではバクレツに換装するのがベター。

 

独特の操作法に慣れるまでは少々大変かもしれないが、扱いに慣れてしまえば非常に強力な武器。その威力が活きるのは主にボス戦で、全てのボスに対して驚異的な強さを発揮する。元々の攻撃力が高い上に、それをピンポイントで敵の弱点に重ね続けることができるため、ダウンの無い巨大キャラなら問答無用で瞬殺できてしまう。また、ハラキリと同様に敵弾を破壊できる特性を持つ点も大きなポイントではあるが、やはり魅力はその凄まじい攻撃力。この威力を一度知ったら病みつき間違い無しである。筆者の一押し武器。

なお、この武器はその特性上レッドでは扱いが非常に難しい。ロンリーの火の玉は停止することができないため、ピンポイントで敵に重ねる際は常に方向キーを上下左右に細かく動かす必要があるのだが、ショット中も動けてしまうレッドの場合は自キャラ本体も動いてしまい、両者の制御を両立させるのが困難だからである(『ぐわんげ』あたりが上手い人なら使いこなせるのかもしれないが……)。対してブルーの場合は発射中は自キャラが固定されるのでロンリーの操作に専念できる(『宇宙戦艦ゴモラ』っぽい?)。よって、ロンリーはブルーのためにある武器と言ってもいいだろう。

ところで個人的な意見だが、メガドライブ1用のコントローラーだとロンリーのコントロールが少々し辛い(しんどい)。できればメガドライブ2用のコントローラーを用意したいところ。

<ロンリーの戦略>

とりあえず、ボスキャラで苦手な相手は存在せず、それどころかどのボスに対しても非常に強い。ゴールデンシルバーであろうと例外ではない。ザコ戦でも、ザコ戦用の扱い方を理解してさえいればかなり強い。

このように非常に強力なロンリーだが、しかし非常に辛い場面が1箇所だけ存在する。それはシューティングステージ(6面)である。シューティングステージではレッド・ブルーに関係無く、ショットを撃ちながら移動できるのだが、これがロンリーにとっては非常に都合が悪い。要するにレッドにロンリーを持たせたような状態になってしまうのである。弾避けの微妙な操作が要求されるシューティングステージで、自機とロンリーの両方の動きを同時に制御するのは並大抵の難しさではない。一応ロンリーには敵弾を消せるというメリットがあるのだが、それにしても辛いことには変わりはない。
選択肢は2つ。「ロンリーを構成するファイヤー・チェイサーを使って進む」か、「換装する」かである。前者はストレートな発想だが、ファイヤーやチェイサーでのシューティングステージ攻略はそれなりの腕前を必要とするため、シューティングステージが苦手な人にとってはハードルが高い。一方の換装の方は無難な選択で、ロンリーの場合レーザーさえ出れば即座にハラキリに換装できるのが大きい。レーザーが出なくても、フォースが出れば問題無い(フォースは単体でもシューティングステージ攻略が充分可能)。ファイヤー・チェイサーしか出なかった場合は……頑張れ。
第3の選択肢、「それでもオレはロンリーで進む」というのもあるが、かなり慣れが必要となる。

シューティングステージさえ無ければ終始ロンリーでOKなのだが……。逆にそこさえ何とかできるのなら文句無しの最強武器となる。

 

レッドとの組み合わせが強力なバクレツだが、ブルーに使わせても充分強い。他の武器が集中的に撃ちこんでダメージを与えるタイプなのに対し、バクレツは単発でゴソッとダメージを奪うタイプとなっている。一発で大ダメージの爆風を広範囲に発生させるため、ザコとの乱戦で強烈な威力を発揮する。

扱い方が基本的にボタン押しっぱなしで使う他の武器とは異なり、

……という具合に、距離に応じて操作を使い分ける必要がある。

<バクレツの戦略>

とにかくザコ戦に非常に強く、ステージ全体がザコ戦の5面などは面白いほど簡単に進める。ボスもこれといって苦労する相手はおらず、全編通して安定して戦える。但しシューティングステージだけは少々苦手。クリアできないというほどではないが、それなりの腕が要求されるためシューティングステージが苦手な人にとっては辛いだろう。辛いと感じる人はここでSSかハラキリへの換装を考えるといい(フォースかレーザーが出ればどちらかに成れる)。

シューティングステージだけは苦手だが、それ以外ではSS以上の安定感を見せるのでエキスパート初心者にもお奨め。特にザコ戦での負担が圧倒的に軽減するため、ザコ戦を苦手とするプレイヤーにとっては非常に頼れる武器となるだろう。なお、ラスボスのゴールデンシルバーに対して非常に高いダメージ効率を見せるため、他装備で進める場合も、ロンリー以外はラストでバクレツに換装することをお奨めする(ちゃんと最後に換装できるように用意されている)。対ゴールデンシルバー用の切り札として必ずお世話になる武器なので、別の武器を使う場合でもある程度扱い方は知っておくように。ある意味最も重要な武器。

 

──他の武器ってどうなのよ?

次点としては、レーザー100死ね死ねファイヤーといったところ。レーザー100は死角が無く威力もそこそこ。圧倒的強さを見せることは無いが、どの場面でも普通に使える。死ね死ねファイヤーはバクレツの次くらいにザコ戦に強いが、絶望的に辛い場面がいくつかある(セブンフォース、シューティングステージなど)。上記4つの武器を使うつもりでも、アイテムのツモ次第では思い通りの武器になれない状況もしばしば起こり得る。そういった場合は別の武器を繋ぎに使わなければならないのだが、その際上記4つ以外にもこれらの武器を候補に入れてみるといいだろう。

 

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