はじめに

『アクトレイザー2』・・・名作と呼ばれながらも安売りワゴンの重鎮として苦渋を舐めさせられ続けた悲劇の名作『アクトレイザー』の正統的続編として1993年、クインテットが世に放ったSFC用ジャンプアクションゲームである。

一般的にこの作品に対する評価は低い。その主な理由として最も多いのが「難しすぎる」というもの。しかし実際のところ、このゲームの難度は決してでたらめに高いものではない。というのも、このゲームは非常にパターン性の強い内容であり、何度もプレイして攻略パターンを作っていけば、必ずクリアが見えてくるようになっているからである。他に「操作性が悪い」という意見も聞くが、独特の操作感覚はあるものの決して理不尽ではなく、むしろ物にしていくことでどんどん攻略に幅が出てくる、実にやり甲斐のあるものとなっている。この『アクトレイザー2』は、「攻略パターンの構築」「自キャラの操作を物にしていく」といった、ジャンプアクション(に限らないが)の楽しみの最も核となるもの、即ち「征服感覚」が存分に味わえる内容にきっちりと仕上がっており、丁寧に作り上げられた作品であることが判る。

ここでは、『アクトレイザー2』が理不尽で無茶なバランスどりがされているゲームでは決して無いことを証明するため、難易度HARD魔法を使わず剣攻撃のみでの攻略を行う。これにより、このゲームが計算されて作られた秀作アクションであることをご理解頂ければ幸いである。

 

システム

真横視点のジャンプアクション。自機である“神”を、十字キー&2つのボタン(攻撃ジャンプ)で操作する。

ゲームの進行は、マップ画面で進むステージを選択(詳しくはステージセレクト参照) ⇒ ステージ最後にいるボスキャラを倒せばクリア といった流れとなる。全14ステージ。

体力ゲージは大きな球と小さな球で表示され、大きな球が小さな球2個分となっている。このページでは小球1つ分のダメージを1ポイントと定義する。体力マンタン状態では大球10個なので、全20ポイントということになる。
体力ゲージが0になると1ミスとなり、特定ポイントからプレイ再開となる(いわゆる復活)。復活ポイントはどの場所でもそのエリア(ステージ内を扉などでいくつかのエリアに区切っている。詳しくは各面攻略を参照)の最初に設定されている。
また、全ての敵キャラにも全く同様の体力ゲージが設定されている。但しゲージの量は敵キャラ毎に異なる(ボスキャラはサタン以外は20ポイント)。

制限時間は99カウント(1カウント3秒前後)。0カウントになると強制的に1ミスとなる。エリアを移動すると30カウント追加される。何度も行き来できるエリアがあるステージもあるが、その場合でもエリア移動する度に30カウント追加されるため、カウント稼ぎが可能。

残機数は新たなステージが始まる毎にリセットされ、決まった数で始まる(ノーマルなら5機、ハードなら3機)。よって、前ステージで残機を増やしてクリアしたとしても、それを次のステージに持ちこすことはできないし、逆に残機が減った状態でクリアしても、次のステージに行くとまた元の残機数に戻る。なお、残機表示は現在動かしている自機も含めた数が表示されている(つまり、表示が“1”のときにミスすると全滅となる)。

全滅するとマップ画面に戻り、再びステージ選択となる(DEATH HEIM のみ、ステージ最初に戻る)。全滅時のペナルティは特に無く、システム上のゲームオーバーもない。

アイテムHP回復MP増加1UPボーナスの4種類。オブジェを壊すか、敵キャラを倒したときに(ランダム)出現する。HP回復にはさらに、回復量が2ポイントのもの(Heal-2)と、10ポイントのもの(Heal-10)の2種類があり、Heal-10と1UPはオブジェからのみ出現する。

 

ステージセレクト

このゲームはマップ画面で進むステージを選択できるが、制限無しに全てのステージを選択できるわけではなく、ルールがある。

つまり、最初選択できるのは全地域のAct1のみ。そして最後は必ずTOWER of BABEL → DEATH HEIM という順番になる。

 

難易度設定

このゲームにはEASYNORMALHARDの三段階の難易度が用意されている。難易度を上げると以下のようにゲーム内容が変化する。

 

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